ナルニア物語見てきました@3/25

見に行こう、見に行こうとずーっと楽しみにしてたナルニア物語を見てきました。
ネットじゃ割と不評だったりしたりもしたので、ぶっちゃけるとあんまり期待せずに行ったのがよかったのか、予想以上に楽しめました。魔女役の女優さん*1がすごいハマりようなのでビビりました。
ネット上の批評などでは、ストーリーの肝心な部分をはしょりすぎてるなどの評が多いけど、映画としては良かったんじゃないかしら、なんて思います。さまざまなストーリーを平行でじっくり煮詰めて語るには映画という媒体は不向き*2だと思うので、そこは仕方ないんじゃないかな、と思う次第。まぁ、原作をあまりよく読んでないからそう思うのかもしれないけど、きれいにまとまっていたと思います。
1番の期待ポイントであった両軍入り乱れての乱戦シーンはなかなかの出来でした。頻繁に比較されるLotR*3の戦争のシーンは暗い嵐の夜に敵軍の群れが見え隠れするという、もうダメかもしれんね的な絶望感を観客に植え付けてくるのに対して、ナルニアの戦闘シーンは広大な平原で大量のクリーチャー*4が激突するという、大規模戦闘の迫力やパワーを前面に押してきてる印象。LotRのそれは陰(ダーク)なイメージなのに対して、ナルニアのは陽のイメージ。オイラの中ではどっちもかっこいいので甲乙はつけがたい。ゲームの「伝説のオウガバトル」などに代表されるファンタジー系のシミュレーションとかが好きな人なら必見です。

*1:この女優さん、映画コンスタンティンのガブリエル役でもハマり役でした。中性的な雰囲気と、人間離れしてる雰囲気が良いのかしら

*2:映画はどんなにがんばっても1本3時間程度なので、その時間尺で語れるストーリーには限界があるという話。オイラは長編小説1冊を丸々完全移植するには3時間じゃどうしても足りないと思う。

*3:言わずもがなだけど、ロードオブザリング/The Lord of the Rings の略称

*4:狼、豹、ライオン、馬といった普通の動物に加えて、グリフォンサイクロプスユニコーンケンタウルスミノタウロスといった想像上の生き物までかなり多数にわたって登場する