StalkerのHide/Hidden関連のアレコレ。

Stalker側からすると、「発動までの時間が長くて、途中で発動を邪魔できる上に、近接専用」という、Assassination Strikeを当てるためには「気付かれずに接敵」する必要があるわけですが。
PvEならいざ知らず、PvPでは当然のようにみんな対策をしてくるわけで。Hide/Hiddenだけでは一応見えてしまう。したがって他のPowerを併用して出来る限り見えないようにしないといけないわけです。
自分の姿を敵から見えなくするPowerの代表選手といえば、StealthとInvisi。これらのPoewrはHideと併用可能なので、PvPやるStalkerは必修Powerと言ってもいいと思います。多分使わないとBBならともかくそれ以上のゾーンでは相手に近寄ることすらかないません。下手すれば逆に殺されます。
HideとStelth系Poewrを使うとどのくらい見えなくなるかの細かい検証は、JPNプレイヤー屈指のPvPerであるHeimnirさんが詳細に調べてくれていますので、気になる方はご一読を。

こちらでは、Stalker側の立ち回りと、Heimnirさんが触れなかった部分を掘り下げる方向でつらつらと。

  • Stalkerとは?
    • StalkerはCoHのどのタイプのAT/Power Setとも似ていない、CoV独特のAT/Power Set。基本的なスペックとして、HP: Low / DMG: Hight(ともにBlaster並)となってます。所有するPowerの構成は、プライマリにMelee 5種、セカンダリにDeffence 4種(各Power Setの内容は後述)となってます。これだけを見ると、HPが低いScrapperと言うような印象になると思います。しかしStalkerには「Hide」、「Assassination Strike」、「Placate」という3つの独自Powerがあります。
  • Hideについて
    • Stalkerのセカンダリの最初のPowerはどのPower Setを選んでもこの「Hide」を取ることになる。Self Buff/Toggled Powerで、効果は全攻撃タイプ(Melee/Ranged/AoE)に対する若干のDeffence Buff(3Slotで11.25%ほど)と、新しいステータスであるHidden Buffの3つのBuffを使用者に与える。End Costはエンハンスなしで0.24/secくらい。新しいステータスであるHiddenは、非常に高いStelth効果(PvEでは単体で完全なInvisible能力を有する)と、100%のCritical hit Bonus、Assassination Strikeの発動条件になっている。
      このPowerは他のStelth系のPower同様、敵に対して攻撃を行うか、敵からダメージを受けることで10秒弱ほど効果が切れる*1。リチャージは体感で10秒前後と割と長め。
  • Assassination Strikeについて
    • 6Lvで取得可能。Hideを使用して、Hidden状態になった時に各プライマリPowerにある「Assassin's 〜*2」と言う攻撃Powerで攻撃すると発動するAuto Buff。
      この「Assassin's 〜」という攻撃Powerは、BlasterなどのSnipe Attackのように数秒構えてから発動するMelee Attackで、構えの時に移動したりダメージを受けたりするとキャンセルされる(Endはきちんと消費するのが悲しいところ)。
      Assassination Strikeの効果は発動条件の厳しさに見合った(?)非常に強力なもので、なんとダメージ+600%のBonusが得られる。
      ダメージBuffの上限値とは別に600%ボーナスが入る模様なので、BuildUpを使えばちゃんとダメージに反映される。リチャージは体感で20秒ほど。
  • Placateについて
    • 12Lvで取得可能。単体Debuff/Self Buff Power。効果は「-Taunt」と「+Stelth/Hidden」の2つ。100% Hitで、70ftの射程を持っている。-Tauntの効果は、最初「??」となったが、使ってみて納得。こちらに向かって来ている敵から使用者への敵意(コレをTauntと呼ぶらしい)を消す(つまりDebuff)することが出来る。
      このPowerが命中した敵は、Solo、もしくは周りにPlayerがいない場合、その場でボーッとするか、最初にいた位置まで戻ろうとする。
      Team、もしくは周りにPlayerがいる場合、最も近い対象に向かって攻撃を始める。+Stelth/Hiddenの効果は文字通り、いきなりHidden状態になる。このBuff効果はHideを使って無くても得ることが出来る。で、Pracateの+Hiddenの効果時間はHideのSuppression時間より長いので、Pracate使用後に攻撃行動を取らない&攻撃を受けなければHideのSuppressionが切れて、また見えなくなるわけです。
      また、Hide使用中にHidden状態になると、ステータスとして画面に「Hidden」と表示されますが、Pracate使用時には表示されません。このことから、2つのPowerのHiddenは別カウントっぽいなと思ってます。*3
      で、実はこのPower、使うタイミング次第では食らうと同時に解除されます。発動までに時間のかかるPowerで、かつインタラプトできないもの(たとえばTotalFocusなど)を発動中にPracateされると、その攻撃がHitした場合、あっさりHiddenが解除されます。
      なので、Pracate→ASとか連続で使おうとすると、一気にASまで解除されてかなり泣ける状態になります。オレはなぜかよくPvEでこの現象にあいます。泣ける。
      それでも、Assassination Strikeで殺しきれなかった敵に対して使ってとどめを刺したり、囲まれたときに使って緊急脱出したりと、PvP/PvE両方で用途は幅広そう。
      リチャージはとても長く、体感で30秒以上。まぁ、Taunt並に連射されてもゲーム的に壊れちゃうからね(w
  • StalkerのPower Set
    • 各Powerの詳細は省略します。ほとんどがCoHで見ることが出来るものですし、CoHBuilderなどで見ることが出来るからです。ここでは簡単なPower Setの特徴を紹介します。

1: プライマリ(Melee)

※共通の特徴
StalkerのプライマリにはAoEDDが無い。一応、ConeDDが数種類あるが、360°のAoEはない。
  • Energy Melee
    • CoHのTankerやBlasterのセカンダリにあるものとほぼ同じ。ダメージ的にはBlasterのそれを想像してもらえればよろしいかと。
  • Claws
    • CoHのScrapperの同名のPowerSetとほぼ同じだが、FollowUpの代わりにBuildUpが取れる。数少ないRangeDDを持つSetでもある。
  • Marshall Arts
    • CoHのScrapperの同名のPowerSetとほぼ同じ。
  • Ninja's Blade
    • 名前は違うけど中身はCoHのScrapperのKatanaとほぼ同じ。
  • Spines
    • CoHのScrapperの同名のPowerSetとほぼ同じ。数少ないRangeDDを持つSetでもある。


2:セカンダリ(Defense)

共通の特徴
1LvのPowerは必ずHide。
  • Energy Aura
    • CoVで新規にデザインされたPowerSet。TankerのIceArmorの属性違い+α程度に思っていたら、なんだかTP Foe耐性とか、Repel耐性とかいろいろ強化され始めたSet。対属性のDefenseBuffとEnd吸収/回復、Conserve Powerがある。
  • Super Refrex
    • CoHのScrapperの同名のPowerSetとほぼ同じ。変わらない、ということはそれだけ安定性が高い。ある意味鉄板。
  • Ninjitsu
    • 「Ninjutsuじゃないの?」という素朴な疑問はこの際目を瞑る方向でヒトツ。SR同様攻撃レンジ別のDefense BuffのSetだが、AoEのCCPowerが2種と、マキビシがある。ただし、Knockbackは自前で防げないので、Acrobatを取る必要があり、必然的にTravel PowerはSJになるのがちょっと不遇。
  • Regeneration
    • なんでこれがStalkerのセカンダリにあるのかまるで理解出来ない不思議なSet。その上、最大の売りのヒトツであるQuickRecoveryが削除されているマイナー版。
  • Stalkerの天敵
    • コブラにはマングースがいるように、Stalkerにも天敵、つまり、100%負けが見えている相手が存在する。以下の相手を見かけたら、完全放置で。下手に手を出すと大惨事です。

相手その1: */DevのBlaster
ちょうど手持ちに35LvのIce/DevのBlasterがいるので、Respecしてエンハンスを整えてSiren's Callへ出撃したら、およそ2時間強の間、Stalkerだけ殺し続けいたらバウンティが14,000以上稼げました。TargetDroneとTacticsを併用したら、Hide + Invisiでも見えるんですよ。余裕で。
少なくとも、Blaster側が攻撃可能な距離以内であれば、普通にターゲットもできました。逃げようとする相手にはWebグレネードとマキビシで、その場に釘付け&Assassination Strike発動させない状況に追い込めばOK。
TP Foeで自分の手元まで呼び寄せるタイプのStalkerもいましたが、TPされたことを確認してから、マキビシまくだけでStalkerの動きを封じることが出来ます。TP Foe→Assassination Strikeと入力してたら100%死亡、他の攻撃手段であっても、マキビシで動きは封じれるので、その後が続きません。Blaster側がToggleを張りなおしてから反撃でもOK。Placateを使ってきてもマキビシはロケーションなんで関係なし。しかもDoTダメージでPlacateのHiddenBuffコンマ数秒で解除。マキビシにSlowのエンハンスを3個入れればPlacateの-TauntDebuff効果が切れてもマキビシの上で足踏みしてます。
なんにせよ、StalkerはAssassination Strikeメインでキャラを作るのが主流なので、それさえ封じれば、手数で圧倒されます。要注意。
−−12/02追記−−
※これを書いた後、500Killにとどきそうな勢いのCrunch先生から検証させろという、お言葉を頂いたので、Siren's Callで実験。ちょうどCrunch先生のStalkerとオイラのStalkerはほぼBuildが同じ(主要Powerに関してはまったく一緒)なので、いろいろ試してみた。
結果から言うと、Hide+Invisiは見えません。密着間合いでも完全に見えない。Stealth+Hideだと100yrd.弱の距離ならターゲット可能。でもこれを超えるとまた見えなくなる。また、Quicknessを持ったSRにマキビシのSlowはききません。
IRgoggles+TD+Tacticsはまだ未検証。ここまでやるとStealth+HideなみにInvisi+Hideが知覚出来るようになると予想。


相手その2:Storm/*のDefenderと*/StormのController
これはStalkerの天敵、というよりはMeleeクラス全般の天敵。Hurricaneされるだけで、間合いに入ることすら出来ずに勝負終了です。例外的にSpineのStalkerだけは射程の長さでチャンスがあるかもしれませんが、現状では打つ手なしです。
一応、BreakFreeか、RegenのMoGやEnergyAuraのToggleArmorに最近ついた「Repel耐性」で近づくことは出来るが、Assassination Strikeがインタラプトされるかどうかはまだ未確認。普通にインタラプトされると予想してますが。

相手その3:ForceField
Stormと同様の理由で、詰み状態。
その上、PersonalForceFieldのDefボーナスを超える手段がStalker側にはないという事態が、ForceFieldをStorm以上の天敵にしています。BuildUpを使って、AccのSOエンハンスを3個入れてもあたりません。確立上、20回に1回はヒットするはず*4なんですが、そんなにAssassination Strikeを使うチャンスがあるわけもないわけで。

相手その4;Tanker全般
これは、Blood BayとSiren's Callのみ当てはまる話。Warbargなら事情は変わります。理由は非常にシンプル。「殺しきれない」ただそれだけ。普通に攻撃も当たるだけに余計悔しいんだけど、30LvまでのStalkerは、単独では同レベルのTankerのHPを0にすることは出来ない。もっとも、相手の攻撃力もそれほどでもないので、こちらが即死するようなことにはならない。

まぁ、逆に言えば、この4パターン以外なら、Assassination Strike + αで十分倒せる。

*1:効果が切れている間、Deffence Buffも切れるかは不明。おそらく切れていると思う

*2:たとえばClawsなら「Assassin's Claws」となる。各Power Setによって名称が違うものの、効果や性能は全て同じ。違いはモーションとダメージ属性と名称くらい

*3:なので、Suppressionが解除されるわけでは厳密には無いです。と、Heimさんに向けての控えめな私信w

*4:ゲームの仕様上、最低5%は命中率が残る。逆に言えば、どれだけDefを上げても5%は必ず何かがヒットする。嗚呼、DefBufferの悲哀。