SMってナァニ?(オレ解釈 マゾの側編)

今日は珍しく、変な方向にスイッチが入った模様。
そしてそのまま垂れ流してみるテスト。


先日、友人るちゃのはてな日記(id:rucha:20031119)にてSMの話に触れていたので、
ウチでもちょっと考察してみようという塩梅なのれす。
あくまでつたない知識とぼんやりとした思考のもたらす散文なので、
生温かい目で見ていただければ幸いかと。


んでだ。えー、オレはSMって行為のもたらす快楽てのは
「特定の状況がもたらす脳内麻薬の過剰分泌のせい」
であると理解しています。
特定の状況って言うのは緊縛・ローソク責めなんかに代表される
肉体的苦痛を与えるものと
放置プレイや露出プレイに代表される羞恥、屈辱などの精神的苦痛を与えるものがあるわけですな。
これを総じてSMの世界では「調教」と称しているような感じですよね。
通常、人間は苦痛やストレスを過度に受けると衝撃を和らげる為に脳内麻薬*1を分泌します。
一方、人間以外の生物に言えるのですが、パブロフの犬のエピソードで有名な
パブロフ反応(で呼称は良かったんだっけか?)があります。
SMと言う行為では、肉体的・精神的苦痛を継続的に与える事を
調教と称して行います。
このとき、マゾの人の脳内では苦痛を和らげる為に大量の脳内麻薬が分泌されます。
また、調教時に性器などを同時に刺激することで、セクシャルな反応、
つまり性的快楽が発生します。
こうして調教を繰り返すうちに、マゾ側の人の頭の中でパブロフ反応が起こり、
縛られり、罵倒されただけで気持ちよくなるようになるわけです。
つまり、SMのマゾの側のプロセスを解析すると、
「脳内麻薬の過剰分泌をパブロフ反応で制御する」
という快楽を得る為の行為と仮定できるわけです。


ボクは実際に大脳生理学を専門でかじったわけでもないし、
SM嗜好を持っているわけではない(と思う)ので、あくまで仮定。


ただ、マゾ側の人の「状況(調教)に対する嗜好・適正」は1人1人まちまちだから、
サド側の人はそれを直接、あるいは間接的な手段で探っていかなければならないわけです。
例えばですね。
ある著名なスカトロ系AV女優さんは雑誌のインタビューで
「相手と一体化したいためのスカトロであり、中出しである」
と言ってます。
この人にとってはスカトロや中出しという行為は
「=相手とより緊密に一体化できる行為」なんだろうね。
多分、最初は苦痛だったと思うんだけど、
この人なりの「自己防衛機能」が働き、
調教行為が続くうちにそれがパブロフ反応を引き起こすトリガーとなった…。
そして、スカトロという行為に対して、この人はとても高い適正を持っていたのでしょう。
さらにパートナーのサドの人がスカトロ嗜好だったことも関係するでしょう。
だってスカトロNGってサドの人もいるわけだしね。
ただ、マルキド・サドの著作物を読んだ限りでは
王道の流れとしては
「サドがマゾを調教して自分好みに作り込んで行く」ことがサドの人の基本理念のようなので、
この人の高い適正は調教の結果、後天的に見についた物だと考えることも出来ますが。
むう。次に機会があれば、今度はサド側の考察もしてみよう。


と、言うわけで今日はココまで。続きはいつかわかんないけどね(笑)


でもいろいろネットで調べてみたら、
でもどうやらSM世界も多様化が進んでいるようで、
サド奴隷というとんちの効いた立場の人や、
正しくSMを理解する為に奴隷候補に奴隷をつけるといった逆転話もあるそうで。
やっぱり奥が深いなぁ。

*1:ノルアドレナリンやエンドロフィンなんかが有名です。